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カプラーBOXの左右の爪が カプラーカバー左右の穴 に入ってカバーが固定され ているので、BOXとカバー の側板にマイナスドライ バーを差し込みカバーを外 す。 カプラーが現れるのでバネ と一緒にカプラー支柱から カプラーを抜き取る(写真の 右)。 |
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切り取った支柱跡にΦ1.5oの穴を開けるのにはピンバイスを使う と正確で確実な穴開けができる(上写真右)。 IMONカプラーの後端穴の空いた部分はKATOのカプラーBOXに入ら ないのでカットする。 幸いなことに、IMONカプラーBOXはそのままKATOのBOXにピッタリ 収まる。 ボルトをIMONカプラー穴に通して、更にKATOのBOXに新しく開けた 穴に一杯に差し込んだら、左写真の裏側にボルトが突き抜ける。 そのボルトにナットをねじ込む。 IMONのボルトには各種長さがあるが、6o長が最適となる。 ナットの締め付けが終わったら、カプラーカバーをカプラーBOXに 元の状態に取り付けてカプラーの換装が完了する。 この換装は比較的簡単にできた。 完成の状況はカプラー交換の上掲IMONカプラー表裏を参照のこと。 |
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換装後の状態を左に示した。 白いプラ板にはつや消し黒を塗装する。 既述したスロフ62の方式に比べてオユ 10のカプラー方式は手数が掛かる。 現行でも車種により二種類あるのか、 全てスロフ62の方式に変更されたのかは 不明。 |
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構体・側への転写が不安定。 転写専用ツールを使って慎重にこすっても、文字によっ て転写の度合いが違う。 何とか転写した後、指定通りにベース紙で丹念になぞっ て定着させた筈だが、暫くすると文字や文字の一部が剥 げ落ちてしまう。 |
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予想通り、シューの垂直部と底部のL字の角度は経年変化で90度(直角)近く に塑性変形していた。 これでは床の通電プレートとの接触が不安定になるのは当然だった。 そこで、L字の底部をマイナスドライバーで引き起こし、シューの垂直部に 対して、L字の底部を90度より広角にした。 これで、床の通電プレートと接点シューの圧着力が強くなる。 走行テストの結果、照明の揺らぎと点滅が大幅に改善された。 金属の経時的塑性変形で接点の圧着力が弱まったり、接触に不具合が生じ るような通電方法は構造設計の基本的な間違いだと言える。 部品を複雑にした結果不安定要素が増すという、なんとも皮肉な結果をも たらしてしまった。 次いで、テールランプの不具合の対処に取りかかった。 |
ライトステーが基板ボックスから分離 されたので、LEDに覆い被さっていた ライトステーの中央太い基部に手を 添えてライトステーを浮かし、照明基 板部を横にスライドさせて座席床ユニ ットから取り外す。 基板には、スペースを取る砲弾型赤色 LED、整流ダイオード、抵抗が直列に配 置され、床の通電板から集電する接点 シューがハンダ付けされていた。 単純な回路の構成だった。 テールライトユニットの取付けはこの 逆を行えばよい。 |
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● 元は赤色LED (10円位)が付いていたが、 赤色テールライトステーがあるので白色高 輝度LED (3.2V 20mA 100円)に替えた。 ● 整流ダイオード ( 19円) 仕様にした。 ● 1/2Wカーボン抵抗 ( 6.7円)を付けた。 定電流ダイオード(電圧が低くても一定の明る さを保つ)も付けてみたが、ここは元通りの普 通の整流ダイオードにした。 部材代 約 126円 で完全修復できた。 TOMIXに修理に出したら 5,700円も取られると ころだった。 |