日本刀諸情報の検証 (3) 0
日 本 刀 諸 情 報 の 検 証 (3)
ウ エ ブ 情 報 に 関 す る 所 見
ヘイトブログ「日本刀の周辺」(ice-k)・「正宗の名刀は再現できる」(古屋道正)
ice-k のヘイト・ブログ「日本刀の周辺」
以前、「日本刀の周辺」というブログで、弊サイトが口汚く罵(ののし)られているとのご連絡を戴いていました。
筆者は、小林康宏刀匠の項で「悪貨は良貨を駆逐する」と述べました(「斬鉄剣」参照)。
旧来の既成概念に異論を唱えたら、刀剣界から猛烈な反発が出るであろうことは最初から予想されていたことです。
弊サイトが「日本刀の考察」を公開して約10年を経過します。あからさまな反発が漸(ようや)く出てきたか・・・という感慨でした。
弊サイトは、論理的、科学的な論拠に基づく反論なら、喜んで参考にしたいと思っています。
数年前、この「日本刀の周辺」というice-kなる御仁のブログを見ました。
「軍装マニア如きが日本刀を語るなどけしからん」との内容だったと記憶しています。
筆者を軍装マニアとは・・・??? どこからそんな発想が出てくるのか、思わず笑ってしまいました。
「軍装マニア」を強調して筆者を貶(おとし)めたつもりでいるようですが、世間の方々がその話しに乗るとはとても思えません。
又、日本刀を語るのに資格がいるとは・・ ??! これ一つをとっても自己陶酔者の異様な姿が窺えるものでした。
「本来、日本刀は武器ではなく、美術工芸品だった」との彼の主張には最早言うべき言葉もありません。
刃文鑑賞マニアのice-kと、日本刀の本質的実態を解明しょうとする弊サイトは、日本刀に関する立ち位置・次元を全く異にするもの
です。話しが噛み合う筈がありません。
ice-k如き地刃の狂信的鑑賞マニアが、日本刀の本質に難癖をつけるのは本末転倒も甚だしい無謀な所行です。
幼子が、自分に気にくわないことがあると道にひっくり返って泣き喚(わめ)いているのと同じだというのが感想でした。
残念ながら、単なる人を誹謗中傷するだけの取るに足りない内容だった為、そのまま捨て置いていました。
只、ice-kが誹謗中傷したのは、弊サイトだけではなく、日本刀研究者の伊藤三平氏、装剣金工、刀身彫刻部門で優秀賞を受賞され、
日本刀・軍刀・刃物板の主催者である片山重恒氏でした。片山氏は無双直伝英信流錬士六段の武道家でもあります。
偶然にもお二人が弊サイトの相互リンク先で、弊サイト憎しの余り、とばっちりをお掛けしたのかと気になっておりました。
又、世界的にも活躍されている武道家の町井 勲氏は、実名と前職まであげつらって誹謗中傷されました。
これは明らかに刑事々件の「名誉毀損罪」に該当します。この時、ice-kは既に法を犯した犯罪者でした。
更に、弊サイトも勉強させてもらっている日本刀の人気ブログ「渓流詩人の徒然日記」の主催者・渓流詩人さんも攻撃の対象に加わ
りました。彼の常軌を逸した悪足搔(わるあが)きは、異常者の姿をそのまま表していました。
最近、ice-kが弊サイトへの誹謗中傷を執拗に繰り返している・・・とのご連絡を受けました。
今回は、いよいよ日本刀の既成概念を振りかざしての反論でした。後ろで糸を引いている者がいるのかも知れません。
玉鋼・心鉄構造を否定するとはどこの国の人間か、朝日新聞の慰安婦捏造記事と同じで、弊サイトが大嘘をついているとの論です。
ice-kは過去に、「軍人如きくだらない連中が日本刀を持つのはナンセンス」と公言していました。
国家観、歴史観、そして英霊に対する想いのカケラも持ち合わせていないice-k如きに、非国民呼ばわりされる覚えはありません。
ice-kは、日本文の読解力も持ち合わせていないようです。
むしろ、「最初に反対ありき、憎し」ですから、弊サイトの趣旨や文意を理解するつもりなど元々無いというのが実態です。
現に、彼に都合の悪い弊サイトの科学的な論拠は一切スルーです。難癖を付けれそうな文章部分のみを必死に探し廻り、強引にその
解釈を捏造して批判するだけです。
一例を挙げれば、弊サイトは「折り返し鍛錬の層が増えるから刀が強くなる」などと一言も書いていません。寧ろ刀剣界のそうした
常識は間違っていると明確に指摘しています。(「折り返し鍛錬と強度」 参照)
それにも拘わらず、弊サイトが「鍛錬の層が増えるから刀が強くなると主張している」としての誹謗中傷です。
書いてもいないことを書いたと捏造するice-kの脳内回路は常人に理解不能です。
「弊サイトの事を思えば夜も眠れない」そうですから、麻薬中毒者が被害者意識を勝手に膨らませる幻覚症状と同じようです。
だからこそ、的外れ、トンチンカンな非難に終始している訳です。
事実と違う事を捏造して人を攻撃するのは名誉毀損罪に該当する犯罪です。
尤も、弊サイトを読まれた方が、ice-kの非難が捏造に基づいていることに気づかれたら、彼の狂気を即座に見抜かれると思われます
ので、個々の反論をするより遙かに効果的かも知れません。
そういう意味で、ice-kを勝手に喚(わめ)かしておく方が「狂気の山積み」をしてくれますので良いように思われます。
彼がわめく散文的非難には何の意味もありません。弊サイトの実践検証や科学的論拠を崩さない限り、何の反論にもなりません。
ice-kは、一人では覚束ない為に、日本刀の既成概念のサイトを探してきて、自分の主張を補強したいと必死になっていました。
「玉鋼、折り返し鍛錬、心鉄構造」を絶対視する守旧派の同類を集めても、何の足しにもなりません。
ice-kは、刀剣界の情報を聞きかじっただけで、さも日本刀を知っているかのように錯覚をしている自己陶酔者と言えます。
彼は我々を「日本刀の周辺」と呼んでいますが、我々は少なくとも「日本刀の本質」を論じていると自負しています。
刀匠の周辺をウロチョロして、少しばかり刀匠を知っているからと云って、それが日本刀の本質を知っている事になる筈がありませ
ん。日本刀の場外にいる単なる野次馬にしか過ぎません。それにも拘わらず、自分こそ日本刀を語る資格があると錯覚しているとこ
ろにice-kの救いようのない「おめでたさ」があります。日本刀の場外 = 周辺に居て害毒を撒き散らしているのはice-k本人の方で
す。
過去、別名のブログで「日本刀の哲学を語る」と大見栄を切っています。その中で述べていたのは、刀匠達の誹謗中傷でした。
誹謗中傷がこの御仁の哲学のようです。その為に、付き合った人達から悉(ことごと)く爪弾きされてしまった寂しい人です。
今後、この手の抵抗は更に増えるだろうと予想されます。彼が今回推奨している某サイトにもその傾向が表れています。
根拠の無い文献、科学的根拠の無い反論は、説得力がありません。
既成概念を盲目的に信奉し、その固定観念にしがみ着けば、「ガラバゴス化」の道を辿るだけです。
「ice-kのブログが余りにも酷(ひど)いので反論をして欲しい」との要望も寄せられていますが、取り上げる価値もない内容です。
常人には理解不能の「幻覚症状に基づく難癖屋」の言いがかりなど、まともに相手にするようなものではありません。
従って、個々の反論は徒労ですし、何の意味もありません。世の中の常識人には、どちらが正しいかが解ってもらえると達観してお
くのが良いでしょう。むしろ、ice-kにお礼を言うべきかも知れません。
誹謗中傷であっても、弊サイトを「夜も眠れない」ほど気にして宣伝してもらい、その結果、弊サイトの主張に首肯して下さる方達
が何人かでも増えれば、それは何よりの事と思うからです。
只、「ice-kは人を怒らせて喜ぶという歪んだ精神の持ち主」と聞いております。まともに対応すれば彼を喜ばせるだけです。
彼のブログに多くの方が立腹されるのは解りますが、取り合わないことです。無視か、笑って見ているのが何よりと思います。
以上、気分が滅入る所見でした。こういう輩の為に、再び無駄な時間を取られるのは御免被りたいところです。
ice-kに難癖をつけられている日本刀の超人気ブログの主催者「渓流詩人」さんが過去に何回かice-kに関する所見を述べておられま
して、最新情報は以下に書かれています。併せてお目通し下さい。
ice-k の正体は既に判明しています。彼の作と言われる鍔がWebで見れますが、図柄のセンスは幼稚園児が描くレベルのものです。
その他の制作物も、素人が見ても異様さが解るものばかりです。日本刀を冒涜するにも程があります。
ice-kを評するに言葉は不要です。これらの作品は、彼の資質を何よりも雄弁に物語っています。
このice-kのような守旧派の立場を的確に言い表したブログがありますので、以下にご紹介します。
この鉄鋼の研究者の所見は、「旧来の固定観念」にどっぷり染まっている刀剣鑑賞マニア(ice-k)が、弊サイトを必死に攻撃する理由
が解ります。
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古屋道正氏ブログ「正宗の名刀は再現できる」
鉄と鋼の研究を30年近く実践されてきた古屋道正さんのブログ。ダマスカス刀を再現された一人であることを自負されている。
高価な電気炉まで購入され、数々の製鋼実験を繰り返された姿勢は生半かではない。製鉄、製鋼、日本刀の所見などが簡潔に述べら
れている。
旧来の刀剣界の固定観念とは異なる日本刀の実質(鋼材・折り返し鍛錬)に関する見解を明確に示されている。
その中で、既成概念と異なる見解を示すと、守旧派が如何なる反応を示すかを端的に表した項目がありますのでご紹介します。
折り返し鍛錬というパラダイム
テーマ:アウトサイダーが見抜く
世の中には、金科玉条として認められ確立された常識と、それに従って行動するのがもっとも正しいという考え方があります。
このすでに確立されている考え方と行動様式をパラダイムと言います。
刀をつくる世界にも、この牢固としたパラダイムがあります。
たたら製鉄でつくられる鋼こそ刀の原料であり、それをたとえば12回折り返し鍛錬することで刀の主体をなす鋼の完成品を得ること
ができるというパラダイムです。
このパラダイムは江戸時代前期に確立されたらしい。
そしてそのやり方が伝統として江戸時代末期、そして現代まで連綿と伝えられて現代の刀鍛冶の大部分はこのパラダイムのなかに生
きていると考えられます。
このパラダイムが間違いだと言い出すアウトサイダーがいて、全く別の製鋼法が古刀期には使われており、折り返し鍛練もほとんど
していなかったと言い出すと何が起こるでしょうか?
もちろん、全ゆるパラダイムシフトの転換のときに起きる激しい非難とバッシングが巻き起こります。
そして極端な場合は、作刀の世界に出入り禁止、危険分子のレッテルを張られて発言の封殺に至る可能性も出てきます。
既存の体制で組織が出来上がったところには、必ずパラダイムシフターをつぶす動きが出て当然です。
パラダイムシフトとは、古いパラダイムの抜本的改変のことです。
パラダイムシフターとは、その抜本的改変を行う革命的旗手です。
玉鋼で正宗の最高傑作ができないことは明らかで、折り返し鍛錬の傷の隠せない刀身に美しくきらめく地景が再現できないことは現
代刀工が身につまされて知っていることからも明らかです。
このような、明らかな欠陥のあるパラダイムに疑問を持ち、全く別の製鋼法から清麿に迫ったりしている刀鍛冶もいますが、しか
し、無鑑査や人間国宝には持ち上げられていません。
どのような組織も、成立するや否や、周囲を排除して独善的に自己保身を図るようになるのはどの時代でもどの組織でも同じです。
これは人間の負の性質で、パラダイムの魔力が力を発揮する構図です。
しかし、人間には自由に夢を描いたり、既成概念からまったく離れて自然にパラダイムを破ってしまう人もいます。
正宗の最高傑作を虚心に観て、心を自由に遊ばせて試行する自由さが、閉塞している現状を打開することは明らかです。
過去の正宗の時代に何をしていたのかを、ロマンをもって自由に想像することはとても楽しいですね。
彼は自由な天才であったろうと想像します。
今の私たちは、彼の作品をみて素晴らしいと評価できますが、その素直な感動と今のパラダイムを離して考えねばならないでしょう。
パラダイムシフトは新人やアウトサイダーによってなされると言われています。
一人一人にコンピューターを・・・というアップルの発想が世界を変えました。
抵抗したのは巨人IBMだったことは有名で、その(IBMの)一時的な衰退の原因になったこともよく知られています。
自由な発想が革新の第一歩です。(以上、「折り返し鍛錬というパラダイム」より)
IBMを現代刀剣界に置き換えると解り易いでしょう。これは刀剣界の現状を言い当てた卓見です。筆者も全く同感です。
弊サイトとベクトルが同じ方々が増えてきていることは、何よりのことと思います。
2014年9月7日より
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