軍刀外装(5)0
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軍 刀 外 装 の 細 部

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陸 軍 九 四・九 八 式 金 具 細 部

兜金・猿手


兜金と丸紐猿手


兜金と金属猿手
(猿が手を握り合っていることが語源)





鳩目(兜金固定・猿手受け)

 猿手: @ 二色色上げの並品 A 上等品
     B 制式規格の丸紐猿手。金属猿手に依る刀緒の損耗、隠密行動時の金属音防止に有効だった(写真ご提供: 岩佐真治様)
 桜花葉模様: C 金属薄板模様の貼り合わせ。この方式が多い D 本来の浮き彫り。

金具の形状、桜花と葉の模様は外装会社によって異なる



目 貫: 三連桜

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縁、鍔の断面、口金





縁・鍔(耳=外周の断面は台形)・口金(右は防塵二分割口金)、縁・口金の桜花葉高彫り模様

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             @           A          B          C

 新軍刀の鍔は古来の太刀の「立ち葵鍔」を模したものである。
  @ 透かし鍔: 九四式、九八式初期型 勅令では「金鍍金」との規定だが、茶褐色の透かし鍔がかなり存在する。
  A・B 型打鍔: 九八式中期型: 鍔の外周と桜花は艶、魚子地は艶消し金。Aは「金鍍金」で若瀬軍刀製作所(東京市芝區新橋)
          B は「金差し」と思われる。
  C 型打鍔:  九八式 略式外装の皮ボタン刀身留め用。鍍金はBと同じ。




 @ 普通より一回り大きい透かし鍔。塗色は殆ど剥げて黄銅地肌になっている。外周内側の黄赤の残色は防錆下塗り塗料に見え
   る。爪状の彫りの中、及び耳の残色は茶褐色。
 A 特注品。銀の下地鍍金に黒色上げ。黒は剥げて銀鍍金が露出。銀も剥げて黄銅地肌の処がある (一貫斎国護の外装)。
 B 特注品。薬品の黒染め。外周に筋彫りが付き、耳にも魚子地が付く。珍しいデザイン (藤原和彦氏所蔵)。
 C 「東京若瀬」の篆書と35の打刻。上掲載Aの裏面 (若瀬軍刀製作所製九八式天草丸外装)。
 D 特に説明しない。前記掲載Cの裏面。
 E 葵型大切羽を省略する為に、切羽台を大切羽の色(赤茶)に塗装したもの。実際、この外装には大切羽が付いていない。
 
 こうして見ると、年代、金具製造会社や外装等級に依って、鍔の形状、大きさ、デザイン、品質が各々異なる事が良く解る。
 鍔の塗色も特注を含めて変化に富んでいる。肉厚で大型の鍔は将官用と云う俗説があるが、単に金具メーカーの違いと云えよう。
 私見だが、肉厚の大きな鍔を装着した外装は下品に感じる。
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切 羽




      
                        ↑
           各切羽の装着状態側面(刀身側)と縁模様

  ↑ 刀身側切羽は、柄側切羽より大きい

各小切羽の縁刻み
    菊刻み(菊座): 菊花弁裏の模様

縁と駐爪





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鞘 金 具







            口金        佩鐶        責金          石突

 兜金・口金・石突の桜花葉は、魚子地と同色の塗装で塗られているが、特注で金を差した物がある。本例は金差しで華麗に見える



口金・第一固定佩鐶













  
 口金側面と上部
  
固定佩鐶 











固定佩鐶斜め上部俯瞰


着脱式第二佩鐶(九四式用)


着脱式第二佩鐶斜め上部俯瞰
  

着脱式第二佩鐶の部品分解








責金側面と上部






石 突



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