Military Swords of Imperial Japan (Guntō)



      

           幾多の将兵と運命を共にした軍刀は、敗戦により没収され、その多くは廃棄された
          軍刀は量・組織運用の両面から、日本刀剣史上、嘗(かっ)て例の無い一大分野であった
          然しながら、戦争に関与したという丈の謂(い)われ無き偏見で無視され続けてきた
          「歴史を無視する者は再び同じ轍(てつ)を踏む」ということを歴史が証明している
          歴史を忘れてはならない。ここに軍刀の姿を留め、国に殉じた将兵への鎮魂とする






アッツ桜

雪と氷に覆われた北海の孤島アッツ島。年中霧に閉ざされた溶岩の島には草木一本無い
夏の僅かな期間、ツンドラの上に小さな高山植物が咲き乱れる
日本軍アッツ島守備隊2,638名は、強大な空軍と艦艇に支援された五倍の米軍と18日間に及ぶ激戦の末
食料・弾薬の尽き果てた昭和18年5月29日、残存兵力僅か150名をもって最後の突撃を敢行し、守備隊は全滅した
この時、初めて「玉砕」という言葉が使われた。日本軍最初の玉砕だった
彼らは、この美しい光景を見ることもなく散華した
今尚、日本軍将兵が静かに眠る無人の島で、これらの花々が唯一英霊達を慰めている



軍刀目次 全193page


軍刀外装 外装形式の変遷  軍刀各部の名称  鞘・駐爪・刀緒  外装金具  外装細部(4p)  軍刀式勅令類(7p)

軍 刀  九四式(3p)  九八式(12p)   太刀型(7p)  三式(5p)  搭乗員軍刀(4p) 三十二年式(3p)  九五式(5p)

     旧軍刀 (5p)   元帥刀 (3p)   贈呈刀 (4p)   軍刀剣  海軍短剣 (6p) 指揮刀   砲兵刀  銃剣 (6p)

軍刀抄  軍刀について (14p) 村田刀・ 三笠刀・興亜一心刀・造兵刀・振武刀・群水刀・素延べ刀・兼用刀・関の軍用日本刀・耐錆鋼刀・
                 江村刀・陸軍受命刀匠規格刀  狭義日本刀(九段刀・菊水刀など)は別項

     軍刀評価  実戦使用記録  実戦刀譚  実戦使用率  軍刀論  軍刀需給の実情と造兵刀  戦場の軍刀

     
満鉄刀の全貌(6p)   軍刀身の研究  将校用軍刀の研究(7p)

別 章  
日本刀考 (日本刀の考察、古代製鉄、歴史・戦史、他 73page)

      番 外 外装補修(2p)  特 記 偽物軍刀注意(3p)           協 賛・広報 日本近代刀剣研究会(3p)

終わりに (開設の趣旨、ご協力者)  参考文献  推奨リンク  執筆掲載本


 
お知らせ
(2023年5月17日)

「真説 / 戦う日本刀」2019年12月23日 出版


更新 R5年4月14日 貿易資料から鉄が消える不思議を独立ページに
R5年5月1日「中世日本の鉄市場(1)、(2)を大幅改訂
R5年5月17日
「タタラ製鉄とは何かを改訂
R5年4月10日 アジアを変えた鉄」新設
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2019年11月16日、本目次への100万件のご訪問を有難うございました